基本的なマナーは必要

看護師が活躍する医療業界は、現在どこも人手不足で売り手市場になっています。「どこも人手不足だからどこの病院でも採用してくれる」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、現実はそう甘くなく、採用面接で落とされる人も数多く存在します。

ここでは、少し気を付けるだけで採用されやすくなるコツを事例を使って考えていきましょう。まずは、なんと言ってもマナーでしょう。面接では、「挨拶が出来る」「人の目を見て話をする・聞く」「接客や対人マナー」など確認されますので、基本的なマナーを気をつけることが、採用に近づく第一歩と言えます。

2つ目は、これは大前提ですが、家からの距離・給与や、福利厚生だけで働く場所を決めない事です。医療機関も、色々な専門分野に分かれていて、勤務するスタイルもさまざまです。例えば、病棟看護師を募集している病院で「外来の経験を積みたいので、受かったらぜひ外来で業務に励みたい」といっても採用側は困ってしまいます。こんな事例が起きないように、自分が希望する科目・働き方なのかも、事前に考えておく事が重要です。

3つ目は、自分の主張ばかりを全面に出さない事です。もちろん、自分の働きたい環境を希望する事はとても重要です。「私は絶対に残業はしません」「有給は全て好きな時に消化します」「毎月必ず3連休が欲しい」と、もちろん叶うところがあれば一番いいのですが。働く希望を全て満たしてくれるところはどれくらいあるでしょうか。高望みをしすぎるのも禁物、という事です。譲れない・譲れるポイントは、事前に考えておきましょう。